全然期待しないで観た映画が、心にグサリと刺さる。
主演は、あの超美しいニコール・キッドマン。
なのに、超ダーティーな女性刑事役。
暴力シーンも殴られたり殴ったり、蹴られたり蹴ったりゲロも吐く。ライフルもぶっ放す。
ストーリーよりニコールの凶暴さに圧倒されて、目が離せない。
でも、後半から、ようやく映画のテーマがわかりかけてきた。
どんなに光を求めても、たどり着けない。
闇から、光を羨ましく見つめるしか、生きられない。
神から見放されて、救いも無い。
どうすればいいのかわからない。
野良犬という意味の題名に胸が潰れる。