人はお金があれば幸せだと思っている。
望むものは全て手に入ると思っている。
けれど買えるものは少なかった。
買えないもののほうが圧倒的に多かった。
そして、お金では買えないものほうが人には本当に必要なものだった。
そんな当たり前のことが、やっと分かり始めた、ある冬の朝。
人はお金があれば幸せだと思っている。
望むものは全て手に入ると思っている。
けれど買えるものは少なかった。
買えないもののほうが圧倒的に多かった。
そして、お金では買えないものほうが人には本当に必要なものだった。
そんな当たり前のことが、やっと分かり始めた、ある冬の朝。
最後の1枚
葉っぱのフレディを思い出す
よく頑張ったなぁ、
色んな事があったよね
いつか、誰かと話せるといいね
大丈夫、みんなが見守っているから
1人じゃないよ
今日は、やけに静かだなぁと思いながら外を見る。
あぁ、やっぱり。
密やかに、そっと来てくれる。
生きることに疲れて、頑張ることに疲れて、旅立つことを望んでいながらも踏み出せない私達に、
優しい声で囁いてくれる。
もっと、信頼していい。
頼っていい。
委ねていい。
いつも、そばにいるから。
心に灯りを着けて、また立ち上がる。
あなたの、声を頼りに。
僕の前に道はない。
僕の後ろに道はできる。
ああ自然よ、父よ
僕を独り立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さず
守ることをせよ
常に父の気魄を僕に満たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため
やっと、この詩の意味がわかってきた気がする、秋の始まり。
知らない電話番号からの電話を取ると
リサイクルのお店からだった。
古くても、壊れていても、どんな物でも引き取りますよ
と言われて、渋々受けてしまった。
古着や、使わなくなったテレビ、その他諸々をかき集め、玄関いっぱいに並べて待っていたら、
軽い感じの若者が現れて、軽いトークをずーっと話し、テレビ以外は引き取れないと言って300円を渡された。
は?
あっけに取られていたら、アクセサリーはないかと聞かれ、無いですと答えても、探してくれの繰り返し。
段々腹が立ってきて、黙っていたら、帰って行った。
翌日、古着は団体に寄付し、残った物は捨てて、やっと怒りが収まり、空を見上げたら、飛行機雲が沢山描かれていて、なんだか、笑われている気がした。