退化論

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ダーウィンは、間違っていたんじゃないか。

正気を失っているかのような、世界情勢。

自分の子供や孫さえもストレスと言う。

キリスト教徒同士でも殺し合う。

兄弟と言いながら、侵略し虐殺する。

ダーウィンに聞いてみたい。

人間って進化してるのか。

いや、あまりにも傲慢過ぎて口にするのも憚られる。

そんな中、4つの命 という映画を観た。

一言もセリフが無い映画。

人間だけでなく、命が平等だという声にならない声が遠くから囁かれたような気がした。

 

ダーウィンの声だったのかな。

 

 

 

 

存在

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私は在る

どういう意味なんだろう。

ユダヤ教イスラム教、キリスト教の神の名前

ヤハウェに意味がある。

神に名前があることも、また

意味もあることに驚いた。

誰が名付けたのか?

神自身?

 

目には見えないけど存在している、ということかな。

なんだか、ワクワクしている自分に驚く。

 

 

 

 

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心を映す鏡が欲しい。

今の自分の心は、怒りと復讐に取り憑かれていて

正義のためなら、何をやっても許されるのではないかという、極論に屈しつつある。

正義側にいるというのは、誰が決めるのか。

本当に正義なのか。

善と悪。

光と闇。

まるで、鏡に映る自分を糾弾しているようだ。

 

 

 

沈黙

遠藤周作の『沈黙』という小説を昔読んで、衝撃を受けた事を今、また、いや、それを遥かに凌ぐ現実を見ている。

ロシアによるウクライナ侵略戦争である。

今までは、ヒットラーが最悪の獣だと思っていたが、甘かった。

きっと、これからも、現れるんだろう。

人間という生き物の邪悪さを見せつけられている。

そして、悪に対する善の無力感に絶望している。

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それでも、人は神に縋る。

ウクライナに愛を。

恐怖

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アメリカ、CIAで行われた心理実験、MKウルトラ計画。

刑務所の囚人役と看守役に分かれて指示に従っていると、看守役の人達が徐々に凶悪に変化していき、囚人役の人達に対して残酷になっていき、実験が中止になったという実際の実験。

人間は、こんなに簡単に悪魔に変化するんだと、恐怖で体が震えてしまう。

新型コロナウィルスによって世界が一変し、ワクチン接種を巡って人間性が失われていく。

まるで、心理実験の続きを体験しているみたい。

恐怖が、支配する世界に息を潜めて生きる。

冬の朝

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マイナス4℃、ため息も、真っ白になる朝。

誰もいない、道を歩いてみる。

キュッ、キュッ、と音がする。

雪の笑い声のよう。

ああ、また私は何かを期待していることを思い出す。

 

今は、永遠なんだ。

 

 

 

ストレイ・ドッグ

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全然期待しないで観た映画が、心にグサリと刺さる。

主演は、あの超美しいニコール・キッドマン

なのに、超ダーティーな女性刑事役。

暴力シーンも殴られたり殴ったり、蹴られたり蹴ったりゲロも吐く。ライフルもぶっ放す。

ストーリーよりニコールの凶暴さに圧倒されて、目が離せない。

でも、後半から、ようやく映画のテーマがわかりかけてきた。

どんなに光を求めても、たどり着けない。

闇から、光を羨ましく見つめるしか、生きられない。

神から見放されて、救いも無い。

どうすればいいのかわからない。

 

野良犬という意味の題名に胸が潰れる。