母達の戦争

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夜何げなく、テレビをつけると女性達が子供を取り戻すためにウクライナから、ロシアに向かっている場面が流れていた。

ロシアでも、夫や息子を失った女性達が泣いている。

男達は、家族や大切な女性達を守るために、または、復讐のために戦っている。

誰もが戦っている現実の中

子供達は表情を失い、笑顔も失ってゆく。

 

武器が無ければ戦争をやめるのだろうか。

ただ1人の狂った男の欲望を満たすためだけに

どれだけの血が必要なのか。

そして、私達も、いつまで傍観していなければならないのか。

 

静かに目を閉じて、哀しみを、涙を、血を、ゆっくりと飲み込んでいく。

 

 

 

 

 

 

祈り

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天に在します、我等の父よ

願わくは、御名を崇めさせたまえ

御国を来らせたまえ

 

御心の天になるがごとく

地にも成させたまえ

 

我等の日用の糧を今日も与えたまえ

 

我等に罪を犯す者を、我等が赦すごとく

我等の罪を、赦したまえ

 

我等を試みに合わせず

悪より救い出したまえ

 

国と力と栄とは、限りなく

汝のものなればなり

 

アーメン

 

 

 

 

メメント モリ

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死が、そこら中で口を開けて

誰かが落ちてくるのを待っている。

生きている者は、まるで永遠に生きているかのように傍若無人に振る舞っている。

ありとあらゆる悪と暴力が人間から生まれては正義と名を変え欲望を満たす。

 

もう、人間は、失ってしまった。

使命を忘れてしまった。

地球から見放され、追放され、拒否されるだろう。

 

ウクライナ

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ようやくロシア国内から本当の声が聞こえて来た。まるで、鉄のカーテンが亡霊のように浮かび上がって世界を閉ざしてしまうのかと思えて怖かったが光が見え始めて来た。

 

政治も思想も宗教も、こんなに無力なのかと思い知らされたけれど、ウクライナ大統領とロシア大統領の違いもよくわかった。

コメディ俳優出身の大統領とKGB出身の大統領。

今では、逆に見えてきた。

チャップリンの独裁者という映画が今になって

現実になってる。

悲劇の中でこそ、喜劇の本質が際立ってくる。

 

ウクライナ希望の国

 

 

 

 

 

 

 

虹の橋

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17年間ありがとう。

まだ皆んな悲しんでるよ。

探しているよ。

どこにいるのか。

お腹すいていないか。

寒さに震えていないか。

こんなにも、辛い事だと思いもしなかった。

呼んでも、来ない。

もっと美味しいご飯を食べさせてあげたかった。

もっと撫でたかった。

当たり前すぎて、気づかなかった。

いつも、一緒に居てくれたことに。

辛い時も、楽しい時も、必ず横にいた。手を伸ばせば必ずそばにいた。

最期の時も、苦しんでいるのに何もできなくて

ただ抱きしめていることしか出来なかった。

 

小さな命が、消えていったことに打ちのめされ

子供のように泣いた。

命には終わりがあることに、初めて知ったかのように。

 

いつか、私も命が終わったら逢えるだろうか。

虹の橋で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心の窓

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実るほどこうべの垂れる稲穂かな

自然は偉大な教師だ。

 

人間の醜さに疲れて、あらゆるものが嘘に見える

すると、突然予期せぬ言葉が聞こえる

『心の窓を開いて』

 

誰からの言葉なのか

わからない。

ただただ、自然を畏れ、敬う。

 

 

 

 

 

 

エリ、エリ、レマサバクタニ

戦争が、終わらない。

毎日、ニュースで、痛ましい映像が流れて

罪の無い人々が救いを求めて泣き叫んでいる。

それを、安全な場所で観ている自分。

罪悪感と無力感に苛まれながら、日常が少しずつ崩れていく。

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祈りが届かない。

見捨てられていく。